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 塩分濃度と比重
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| 温度 | 比重 | 温度 | 比重 | 
| 15 | 1.0263 | 25 | 1.0237 | 
| 20 | 1.0251 | 26 | 1.0234 | 
| 21 | 1.0249 | 27 | 1.0231 | 
| 22 | 1.0246 | 28 | 1.0228 | 
| 23 | 1.0243 | 29 | 1.0224 | 
| 24 | 1.0240 | 30 | 1.0221 | 
表をみると水温で比重が異なることに気が付くと思います。水替えをするときに十数℃の水温で24℃のタンクの比重と同じ海水を作ったとしても、作った海水が24℃になった時には希望の比重では無くなってしまいます。生体は比重の急激な変化には非常に弱いので、海水を作る水の水温をタンクの水温と同じにして、同じ比重の海水を作成する方法が賢明ではないかと思います(比重換算表)。また、日々の蒸発でも比重は上昇するので、蒸発分は真水やカルクワッサー溶液を足し、比重が一定になるような工夫が必要です。ただ、このときも急激な比重の変化が起きるような追加は避けた方がいいと思います。
      
      通常、水温が高いと比重は低くなり水温が低いと比重は高くなります。プロテインスキーマを使っている場合は、比重が高い方が汚れを取り除く効率は良くなるのですが、比重が高いと生態にストレスを与えることや、溶解酸素濃度は比重が低い方が多くなるので、好気菌が活発に働き酸化効率は良くなることになります。プロテテインスキーマを使っていないのなら比重を低くして酸化効率を上げた方が良いかもしれませんが、スキーマを使っているのでしたら、スキーマの効率を上げるほうに重点をおいた方が良好なようです。(個人的には、比重を1.023〜1.024にして、水温を24℃くらいがいい感じのようですが...)
      
      
 比重の計算は比重計算機で求めることが出来ます。